家事・育児・仕事で一日が終わって、気がつくとまた同じ朝がスタートしている…。
「私の人生ってこんなのでいいの?」と感じていませんか?
辞めたい気持ちは誰もが抱くもの。しかし、感情のまま動くと後悔に繋がりかねません。
だからこそ、転職や退職を考える前に「自己分析」で心を整理しておくことが大切です。
この記事では、ワーママが転職を考える前にやっておきたい自己分析の5ステップをまとめています。
この記事を読めば“自分の優先順位がはっきりする”ので、転職や退職を考える際の迷いが減ります。

自己分析が必要な理由

▶後悔しないため
衝動的にやめて「やっぱりあの時、仕事を辞めなければよかった」と後悔する人は少なくありません。
逆に無理に続けて「なぜあの時辞めなかったんだろう」と悩むことも…。
どちらにせよ、過ぎてしまってはもう過去に戻ることはできません。
だからこそ今できる最善の選択が大切。
その準備が自己分析です。
▶優先順位を明確にするため
子どもとの時間、キャリアも諦めたくない、家計の安定も大事…。
すべてを100%叶えることは難しいからこそ、自分にとって何を優先するかをはっきりさせる必要があります。
その軸を見つける作業こそが自己分析なのです。
自己分析ステップ例

この順序に沿って自己分析を進めていくと、自分の軸が定まっていきます。
気持ちを言語化する
自分が今モヤモヤしている原因は何かを書き出してみましょう。
✓家事育児の分担
✓仕事の内容
✓通勤時間
✓職場の人間関係
そして、さらに深堀りをしていくことが大事です。
「出来事→感情→価値観」に分けて考えると深堀りしやすくなります。
職場関係でモヤモヤしているを例に深堀りしてみます。

ただ「人間関係がつらい」とまとめてしまうのではなく、具体的にどんな場面でモヤモヤしているのかまで掘り下げてみましょう。
これまでのキャリアの棚卸し
次にこれまでのキャリアの棚卸しをしてみましょう。
- これまでどんな環境で働いてきたか
👉️新卒入社から現在までの会社・部署・役割を時系列で書き出す - 仕事内容
👉️どんな仕事をしていた時に「楽しい」「得意」と感じたか、やりがいを感じたか、逆に「苦しい」「苦手」と思ったか - どのような人と関わってきたか
👉️上司・同僚・後輩・顧客などどんな人といると居心地が良かったか、どんなタイプの人はしんどかったか - 成功体験・失敗体験
👉️成功体験、失敗体験からどの奥に感じたのか
出来事(事実)+感情(どう感じたか)+価値観(そこからわかった自分の大事なこと)に整理すると深まっていきます。

こうやって書き出していくと、自分はどんな環境なら頑張れるか、疲れてしまうのかを言語化できます。
自分の強み・弱みを書き出す
どのような視点で書き出せばいいか、具体例を確認していきましょう。


「できる/できない」の視点ではなく、「楽しい・得意/疲れる・苦手」の視点で進めることがポイント
さらに、自分では気づけない強み・弱みもあるので、人にフィードバックをもらうと新しい発見があります。
大事にしたい価値観を見つける
「価値観」は自分が“どうありたいか“ということを考えることです。
ここで自分と向き合うことで自分の軸を定めるベースが出来上がっていきます。
- 自分が人生で大事にいたいこと
例)家族と過ごす時間をたくさん撮りたい/挑戦し続けたい/健康でいること - 働くうえでの信念
例)人の役に立つ仕事がしたい/売りたくないものを売らない - 譲れないこと
例)年収は◯◯万円以上ほしい/勤務地は自宅から◯分以内/フルリモートがいい - ストレスや苦手意識を感じること
例)理不尽な命令系統/悪口や噂話が飛び交う
優先順位をつける
価値観を書き出したら、その中で「何を大事にしたいのか」順位をつけてみましょう。
すべてを完璧に叶えることは難しいからこそ、あえて順位をつけることが大切です。
まずは先ほど書き出した価値観を並べ、その中からTOP3を選んでみてください。
さらに「なぜこの順位にしたのか」という理由も書き出しておくと、自分の考えがよりクリアになります。



ちなみに私の優先順位は、『①家族との時間②心と体の健康③お金の安心』でした。
「家族との時間は最優先にしたいけど、収入や健康をないがしろにすると不安が増す」と感じたのが理由です。
こうして自分なりの“軸”を決めておくと、働き方を選ぶときに“ブレない判断基準”ができるので、迷いにくくなります。
自己分析を助けるツールや方法
自己分析は頭の中では思い浮かんでいるつもりでも、いざ言語化しようと思うとなかなか難しく感じがちです。
また、進めていくとどうしても堂々巡りに陥りやすい…。
そんな時に役立つのが、次のようなツールや方法です。
▶ジャーナリング
毎日5〜10分頭に浮かんだことをひたすらノートに書き出すのみ。
頭の中が整理されていきます。
▶マインドマップ
自分の気持ちや考えを「枝分かれ」で広げていくと、潜在的な思いに気づくことができます。


👉️無料で使えるMindMup 2 For Google Drive
▶ChatGPT
思いつくままにチャットGPTに打ち込んでみると、丁寧に言語化をサポートしてくれます。
👉️ChatGPT 無料でもつかえます。
▶ストレングスファインダー
自分の強みを客観的に診断してくれるツール。自己理解のきっかけに。
👉️ストレングスファインダー 有料となっています。
自己流の限界とコーチング紹介


私もジャーナリングや、チャットGPT、ストレングスファインダーとありとあらゆる方法を使って自己分析をしてみました。
自分の中にしか正解はないと思いつつ、本当にこれが私の価値観なのか?と悩むことも。
そんな時に助けになるのがキャリアコーチング。
「やりたいことがわからない」「今のままで良いのか不安」といった悩みにプロが一緒に寄り添って整理、そして伴走してくれます。
ポジウィルは無料相談ができるので、まずは無料相談で話してみるだけでもオススメです。
まずは話してみるだけでも、驚くほど整理されていきます。
\ポジウィルキャリアの無料相談を試してみる/


自己分析とは言いつつ、自分で完結しないのが自己分析です。
人に話すことで自分の本心に気がつくことってありますよね?
客観的視点で見てもらうことは、今後の判断材料としてとても大切です。
私も一人で悩んでいたけど、ポジウィルの無料相談が一歩踏み出すきっかけになりました。
まとめ


辞める・辞めないを決める前に、まずは自己分析で心の声を整理してみましょう。
ノートに書き出すだけでもOKです。
でも、「一人では不安」と思ったら、キャリアコーチングを利用するのも有効な選択肢です。
あなたの優先順位や価値観が明確になれば、働き方の選択に迷いにくくなります。
大切なことは「納得して選ぶこと」。その準備を、今から始めてみませんか?
コメント